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ゴルフの薀蓄・雑学・トリビア「ゴルフグリップの由来」ほか
ゴルフの薀蓄・雑学・トリビア
ゴルフグリップ(オーバーラッピング・グリップ)の由来とは?
ゴルフグリップの基本のひとつとして、多くのゴルファーが実践しているのがオーバーラッピング・グリップです。
このグリップは別名。「バードングリップ」とも呼ばれ、20世紀初頭に活躍したイギリスの名手、ハリー・バードンが考案したと言われています。
それまでは、野球のバットを持つように、左右10本の指で均等に握るグリップが主流でした。
それを、左手人差し指の上に右手小指を乗せる変則グリップにすることで、スムーズかつ速くクラブを振れる、というのがバードン・グリップの魅力でした。
彼自身はこのグリップで自身のフック癖も矯正したと言われています。ちなみに、バードンはこのグリップをすでに少年期に編み出していたという説もあります。
子供の頃、バラの枝で作った手製のクラブで仲間とゴルフモドキの遊びを楽しんでいたバードン少年は、枝に付いたトゲを避けるように握ろうとして、自然にオーバーラッピング・グリップにしていたそうです。それがバードン・グリップの始まりとも言われています。
ところが、実際にオーバーラッピング・グリップを考案したのはジョニー・レイドレイというゴルファーという説もあります。
ただ、その画期的なグリップを全世界に知らしめ、近代ゴルフスイングの基礎を作ったという貢献度から、誰もがハリー・バードンこそが真の考案者である、と認めているのです。
1ラウンドで使えるクラブ本数の上限は?
ゴルフルールでは、1ラウンドで使えるクラブ本数の上限はパターを含めて14本までと決められています。
でも、本当は13本に決まりかけていたという逸話をご存知でしょうか?
もともと、クラブの本数を制限するルールが生まれたのは、スコットランドのキャディが組織する労働組合からのクレームが発端だそうです。
クラブ本数に規制がなかった頃、何十本というクラブでラウンドするゴルファーも多く、なかにはリヤカーの上にクラブを詰め込んだ樽を乗せ、それをキャディに引かせるゴルファーまでいたそうです。
そこで、それを運ばされるキャディたちが、「これじゃぁ身がもたん」ということになり、改善の申し出がR&Aに届けられました。その結果、1ラウンドに必要にして十分なクラブ本数は13本であるいう答えが導き出されたのです。
そして、その決議がR&Aで採択されようとしたその瞬間、ひとりの理事がこう言いました。
「ゲン担ぎをすることの多い我々ゴルファーにとって、13という数字はあまりにも不吉ではないか。 この際、1本増やして14本にしてはどうか?」
冗談のようにも思えますが、この発言に全員が納得したそうです。 そうしてクラブ本数の上限は14本になったのでした。
人類が地球以外の星で最初に行なったスポーツは?
ゴルフは人類が地球以外の星で最初に行なったスポーツといわれています。
もちろん、本格的なプレーではありませんが、1971年、アポロ14号に乗って月へ向かった宇宙飛行士、アラン・シェパードによって人類初の月面ショットは実現されました。
彼は、月面に降り立った後、この時のために作った特製のクラブで、予め用意していた2つの耐熱ボールを月面からショット。そのときに使用されたアイアンの番手は6番アイアンでした。
そうして放たれたボールは、決して月面に再び落ちることなく飛び続け、彼は歓喜のあまり「飛んでいる、何マイルも、何マイルも!!」と叫んだとか。
ちなみに、この月面でのショットを提案したのは、アラン・シェパードと彼のコーチ、ジャック・ハーデンというプロゴルファーだったそうです。
将来、月に人類が進出した時には、月のゴルフのルールを作らないといけないかも。ゴルフも、地球に重力があるから実現したスポーツであることに、気付かされますね。
日本におけるゴルフの歴史
日本では、1901年に外国人の手によって神戸の六甲山に4ホールのゴルフ場が作られたのが起源とされています。やがて1914年、駒沢に東京クラブが設立されますが、18ホールを備えた正式なコースとして認められたのは1922年に誕生した程ヶ谷CC(神奈川)が最古です。
「カナダカップ Canada Cup(World Cup)」(昭和32年)
第5回カナダ・カップのティーム優勝盃(左)と個人優勝盃(中央)のレプリカと中村寅吉が使用した9番アイアン、そしてこの程ヶ谷CCに所属していたのが中村寅吉でした。
日本でゴルフが興隆するようになったのは戦後のこと。1957年にカナダカップ(現ワールドカップ)が日本の霞ヶ関CC(埼玉)で開催され、中村寅吉・小野光一のペアが団体優勝、個人戦でも中村がアメリカの強豪サム・スニードを抑えて優勝しました。
この模様はテレビでも放映され、日本人の多くがゴルフの面白さに熱狂し、第一次ゴルフブームが巻き起こります。
カナダカップは9年後に再び、日本の読売CC(東京)で行なわれ、アメリカからニクラウス、パーマーが、南アフリカからゲーリー・プレーヤーが出場、世界の3大スーパースターの競演で、またも日本に第二次ゴルフブームが訪れました。
なお、この大会では杉本英世が個人戦で2位に入っています。この頃から日本列島は北から南までゴルフ場の建設が急速に進んでいきました。